よろセン

私が唯一楽しみに見ていた地上波番組が問題を起こし2chでいろいろ騒がれていましたが、とうとうYahooトップにまで載ってしまいました。

http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/broadcasting_ethics/?1228739962

>特集コーナー「世界の偉人DEN!」で、

正確には「なっきぃ的世界の偉人DEN!」なので微妙に違いますね。
なっきぃ的偉人」というのはおそらく「異人」もしくは「歴史上の有名な人物」という程度の意味合いだったのだと思います。「なっきぃ的世界の○○DEN!」の「○○」に語呂を良くするようにと大して考えもせず「偉人」と入れたのでしょう。
その証拠に「ピョートル大帝」や「マリー・アントワネット」も「なっきぃ的偉人」として数えられていました。この二人は「偉人」では明らかにないでしょう。
なので私は「マリー・アントワネット」が出てきた段階(水曜日)で「歴史上の有名人」に変換して見ていたので別に木曜日に「ヒトラー」が出てきても特に気にしませんでした。
ただ、木曜日だけを見ている人には明らかに誤解を招く表現なので「ヒトラーを出さない」か「偉人を異人に変えるか」のどちらかの処置をするべきだったでしょう。

>℃-uteのメンバーがヒトラーのことを親しみを込めて「ヒトラーおじさん」と呼び、モノマネやイラストを披露していた。

これだけを見ると基地外な番組と思われても仕方がありませんね。正確には、「ヒトラーの声には1/f揺らぎがあるので民衆は引き付けられた」という雑学を披露した程度なだけで、ホロコースト等々には一切触れていませんでした。
そもそも番組の趣旨として、最初の「コロンブス」の部分で中島先生が言っていたとおり、「実際に何をやったのかは本当の先生に聞いてください」というスタンスだったのでこのような構成になるのは仕方がなかったのでしょう。

麻生総理の言うとおり100点満点の人間は世の中にはほとんどいません。世間で「偉人」と思われている人でも世の中に良い功績だけでなく悪い功績の方まで残してしまった人もたくさんいます。「ザビエル」や「コロンブス」も人によっては「偉人」とは言えないでしょう。
今回はたまたま「ヒトラー」という世の中への悪い功績が超メジャー級な人を取り上げてしまい、たまたま「偉人」という言葉の言い回しを使ったために、このような問題へと発展してしまったのだと思います。

個人的には、罪人かどうかは問わず歴史上の人物の突出した部分を学ぶという姿勢は大変素晴らしいとは思います。英雄と犯罪人は紙一重という言葉もありますし。ヒトラーの演説技術をライブのフリートークで応用しても別に問題はないでしょう。

この騒動の影響で10月から今までのよろセンがようつべからすべて消去されてしまいました。ほとぼりが冷めるまでは寝不足の日々が続きそうです(すぐに番組が打ち切りになる可能性十分にあり得ますが)。