今週の天鳳110522(オーラス判断)

25-20-20-14(79)/+745pt
八段2365pt, R2235(+37), Rank10位(+23)
安定段位7.850段(+0.057段, 4731試合)
5週連続ポイントがプラスで、
安定段位を付け始めてから(まだ3か月)最高の安定段位に達した。
このペースなら今月の目標である300戦ラス率2割以下が見えそう。
(現在ラス率.178, 218試合)

<今週の鳳東箴言
2.オーラス僅差の場合は押し引き判断が変化し易い

天鳳などのネット麻雀はフリーと違って、
理牌に気を使う必要もなく、
表情や癖からテンパイ気配を悟られることもない。
なのでこのような面からみれば、
フリーの方がよりレベルの高い場であると言える。
ただネット麻雀には時間制限がある。
フリーでは重要な場面では「失礼」と言って
10秒程度は考えても良いが、
ネット麻雀では制限時間(5+3秒間)を過ぎると勝手にツモ切りされてしまう。
なのでネット麻雀はより頭の回転の速さが必要になってくる場であると言える。
そこで冒頭の写真。
オーラス僅差のラス目で迎え、
点数は下家の親から反時計周りに23700, 22500, 31400, 22400(自分)。
8巡目に3着目の対面がリーチ。
リーチ時4シャンテンだったので仕方なくベタオリしていたところ、
17巡目に2着目の下家がリーチ。
そこで写真の状況になる。
3mをチーして1mか2mを切ればテンパイになるが、
ここでテンパイをとるかどうか。
自分の頭の中ではこの局の冒頭から、
「オーラスラス目で迎えたので最低テンパイしないとラス」
という考えがあったので、
ここでテンパイを取る選択をし、
親へのフリコミをして結果ラスになってしまった。
ただ改めて見返してみるとこの状況はスルーの一手である。
対面はリーチ棒を出したため現状ラス目に落ちている。
なので対面がアガらないでこの局で終了すればラス回避になるが、
上家はオリているので対面に振ることはなく、
下家が対面に振っても自分は必ず3着になれる。
また対面がツモっても下家がリーチ棒を出してくれたおかげで
たとえ500, 1000だろうが親かぶりで必ず3着になれる。
流局して2人ノーテンでも僅差の4着目で迎えられるので、
ここで1m、2m切って放銃する可能性よりかはラス回避出来る可能性は高いであろう。
上記に書いてあるようにリーチ者のどっちかがアガってくれるだろうし。
この放銃のダメな所はこの局の冒頭の考えをずっと引きずってしまったこと。
フリーでは長考することが出来るので、
上記の判断をしてオリるという選択肢を選ぶことが出来るだろうが、
天鳳では制限時間があるので瞬時に上記の判断をすることが難しい。
なので局冒頭の考えを引きずってしまい、
このようなダメな選択をするということが生じてしまう。
17巡目に至るまでに、「もし下家がリーチしたらテンパイ取りに行かなくても良いのでは」
という考えが少しでもあれば防ぐことが出来たラスだった。

05/21 | 牌譜 | 鳳東喰赤速 | http://tenhou.net/0/?log=2011052101gm-00e1-0000-fe3cdf47&tw=2
4位 C:みっつぃ〜(-30.0) D:ほりえもん(+6.0) A:デジルト(-18.0) B:海月桃香(+42.0)