天鳳名人戦牌譜検討9-B

今回は全部鈴木たろうプロ視点。
この半荘はまさにたろうプロの一人舞台でした。
鈴木たろう(+47.0) Ⓢ福地誠(+18.0) Ⓟ多井隆晴(-14.0) Ⓟ小林剛(-51.0)
http://tenhou.net/0/?log=2011090321gm-0009-10011-a49e22fe
9B-1

タンヤオ2シャンテン1500の手から大ミンカン。
この半荘最後の親ということで大ミンカンで他家の進行を遅らせ、
少しでも連荘の確率を高めようというのと、
上家がチーしそうなので邪魔してやろうという意図。
何としてもこの親番を死守してやろうという強い意志が窺える。
9B-2

3フーロで1500のシャンテン。
47p2sは鳴くが23mまで鳴くのはブラフに近い。
9B-1と同様親番死守に並々ならぬ意志を感じる。
9B-3

9B-1, 9B-2で頑張ったおかげでドラアンコの楽勝手が入る。
場を見るとトイツ場で土田プロに言わせれば
トイツ手のイーペーコーなのでこの手はかなりアガリやすい。
5A-1と同様ダマ満貫はリーチで良いでしょう。
9B-4
  
チーして4m切るならまだわかるが6m切りは流石に無いでしょう。
5s切ろうとして切れなくて結局隣の6mを切ってしまったというところでしょう。
9B-5

好き勝手やっていたたろうプロに天罰が当たったのか当たり牌の3mを掴んで放銃。
ワンチャンスの3mを押したくなる気持ちも分かるが、
ここは2s4枚見えなので3s切りのほうが安全。