天鳳名人戦牌譜検討5-A

先ほど天鳳名人戦第2節(第5戦〜第8戦)が終了。
第1節と同様見応えがある戦いで大変満足しました。
次回の9/3(土)に向けて変わらず週2のペースで検討していきます。
多井隆晴(+50.0) ASAPIN(+26.0) Ⓟ須田良規(-10.0) Ⓟ鈴木たろう(-66.0)
http://tenhou.net/0/?log=2011080720gm-0009-10011-a80db4ad
5A-1

「ダマ満貫のリャンメンは1段目ならリーチ」というセオリーどおり、
リーチをするのが一般的だとは思うがASAPINさんはダマを選択。
ダマの理由としては、
47というリャンメンで最も出にくい待ち、
自分で待ちを2枚殺してしまっている、
25m引きのイーペーコーへの手変わり、
などが考えられる。
ただ自分はダマ満よりもツモって満ツモ〜跳ツモを狙う方が良い
と思っている勢なのでリーチしてしまいます。
ダマった方が数倍アガりやすい状況出ない限りは大抵リーチします。
5A-2

ドラ3で攻めているからアンパイの3枚切れの西を先に打つべきでしょう。
テンパって8pを放銃するのはしょうがないけど
テンパる前で放銃するのは良くない。
親もドラの2pを切っているのである程度はダマを警戒すべき局面。
5A-3

いくらカンチャンの愚形解消とはいえチーはしない。
しばらくはリーヅモドラドラも見ておく。
役牌重なったら鳴いていくくらいで十分なのでは。
5A-4

上家にピンズや中を切れないということで早くも中抜きしてオリ。
中を重ねれば十分押し返せたのでもう少し粘っても良かったのでは。
5A-5

3シャンテン→2シャンテンのだいたい2000点のポン。
ホンイツにいけば満貫になり打点が確保されるが
3シャンテン→3シャンテンなので速度的に厳しい。
ラス目なので他家に対して圧力をかけたかったのだろうが
まだ東3なので着順を気にするような場面では無い。
5A-6

ピンズの下が物凄く高い状況でのドラカンチャンリーチ。
たまにツモれることもあるがやはりギャンブル性が高い。
まだ2, 3, 4着は競っているのでここはギャンブルに頼らず
4pでも打ってチャンタや場に易いマンズの変化を待ってからのリーチでも良かったのでは。
5A-7

2s手出しでそのあとすぐに67sのリャンメンを落としているので
まずカン3s待ちは考えにくい。
ましてやドラドラのイーシャンテンなので
ここは3sくらい押しても良かったと思う。
5A-4もそうだったが全体的にASAPINさんは固く打ちすぎている感じがした。
5A-8

親の4巡目カンチャン出て3900の先制リーチ。
いくらラス目の親だからとはいえ、
まだ巡目に余裕があるので
良形変化になるかドラまわりをツモるかの
9s切りでも良かったと思う。
たろうpはASAPINさんとは対照的に全体的に焦りすぎている感じがした。