天鳳名人戦牌譜検討6-B

(≧▽≦)(+52.0) Ⓟ小林剛(+15.0) Ⓢ福地誠(-15.0) Ⓟ石橋伸洋(-52.0)
http://tenhou.net/0/?log=2011080720gm-0009-10011-86aa157c
6B-1

打4pも悪くはないが自分は123を重視して打4m。
5mをツモっても引っ掛けになって2mが出易くなるし、
この巡目なら中ポンの2m待ちと25m待ちではアガリ率はそう変わらない。
5m引きよりも36p引きのテンパイ逃しの方がよっぽど痛い。
6B-2

7巡目、対面の仕掛けに対しシャンテンの手で北を絞って2s打ち。
3s2枚切れ、ペンチャンリャンカンの苦しい形、
という理由から北を絞ったのだろう。
ここで2sを切れる人はなかなかいないのでは。
5B-2, 5B-8と同じくマーク2氏の守備が光る一打と言える。
6B-3

3巡目親ドラドラカン3sの待ちでシャンテン戻し。
ピンフが付いて良形になる変化が1346p5sの5種なので、
5〜6巡目まではシャンテン戻しが優勢になる。
なのでこのシャンテン戻しは期待値上でも正しい。
なお、ピンフが付いても得点は2倍にはならないが
良形になるのでそれと引き換えに得点2倍になるとみなして計算した。
6B-4

8巡目イーペーコードラドラをダマ。
チートイと違ってリーチしてツモっても
一発裏が無い限りハネマンにならないので
4A-6とは違い自分もこれはダマにする。
6B-5

大した手変わりが無いので
たとえドラ表示牌のカンチャンといえども
即リーチで問題ないでしょう。
6B-6

6巡目リャンメン2900点の手で子の先制リーチに押すかどうか。
リー棒と連荘期待値をあわせると4700点くらいの収入が見込まれる。
6巡目危険度10%の牌を切って押すと和了率48%, 放銃率25%なので、
リーチの点が9000点以下だと推測できれば押してよいことになる。
子のリーチの平均得点は6500点程なのでこの押しは正しいと言える。
ちなみに計算上は12〜13巡目までは押した方が得になる。
また自分の手がリャンメン1500点だった場合は、
1巡目からベタオリした方が得になる。
1500点か2900点かはたった1400点しか変わらないけど
押し引きにはかなりの影響が出てくるのは面白いですね。
6B-7

5B-6とほとんど同じ状況であるが、
小林pは5B-6の石橋pと同様ダマを選択。
5B-6と違うのは待ちがドラ待ちであることくらい。
この巡目だとダマでドラはほとんど出てこないから
やっぱりリーチで良いとは思うが。
6B-8

細かい部分ではあるが1枚切れの南よりも2枚切れの白を残すべき。
1枚切れと2枚切れではリーチを受けたときの危険度が数倍違ってくる。
6B-9

片アガリ6p2000点の手で親リー相手に1枚切れ役牌を押すのは危険すぎる。
最低6000点はないと期待値的に勝負にならない。
6B-10

3900点アガっても順位変動があるわけではないので、
メンゼンでマンガンからハネマンが見えるこの手で鳴くのはちょっともったいない。
3着と点差もあるのでここは最低マンガンを狙って手を進めていきたい。
6B-11

対面は5sの後、白や2mを手出ししているので
クイタンよりは役牌バックを考えるべき。
この巡目での東での放銃は少々ヌルいのでは。