天鳳名人戦牌譜検討11-A

石橋伸洋(+43.0) Ⓟ須田良規(+12.0) ASAPIN(-17.0) (≧▽≦)(-38.0)
http://tenhou.net/0/?log=2011090322gm-0009-10011-f75963ae
*牌譜, 画像のAさんはASAPIN氏, Dさんは(≧▽≦)氏です。
11A-1

2巡目にオタ風のドラを打っているが、
ドラもないピンフのみで終わりそうな手なので
もう少しドラを持っていても良いのでは。
いくらトップ目とはいえ微差でまだ東2だし
何よりこれまでの天鳳名人戦の持ち点が大幅なマイナスなので安手で終わらせたくない。
11A-2

どうせメンゼンでテンパっても安いからチーで良いでしょう。
10Bー3みたく十分形ではないが結論が変わるような問題ではない。
11A-3

4pでテンパイ取れるが
通っていない筋が(4pの壁を考えると)36m47p位しかないので
このオリは仕方がない。
11A-4

対面はリャンメン落としているのでホンイツの可能性が非常に高い。
また最終手出しが既に自分で切っているアンパイの白なので
テンパイの可能性も非常に高い。
よってここは対面を警戒しての9m切りの方が良いのでは。
11A-5

11Aー4の1巡後の場面で2pを押して放銃している。
天鳳位2人はこういう仕掛けには気を配らないみたい。
どういう仕掛けにオリてどういう仕掛けにツッパるのか大変興味深い。
11A-6
  
アガりトップというわけでもないので3s切ってオリで良い。
アガりトップでもオリて2着確保しそう。

天鳳名人戦牌譜検討10-B

次節の予定が決まったようです。

2011年09月25日(日) 天鳳名人戦 第4節(予定)
  解説者 木原浩一プロ(日本プロ麻雀協会Aリーグ天鳳八段)
  解説者 渋川難波プロ(日本プロ麻雀協会C2リーグ、天鳳十段)
  生放送開始時刻20:00〜
  一回戦開始時刻20:50〜
  ※以降休憩を挟み4戦

公式配信の裏で配信していた渋川さんが遂に公式配信に抜擢されましたね。
的確な解説と面白いトークを期待しています。

鈴木たろう(+64.0) Ⓢ福地誠(+13.0) Ⓟ小林剛(-12.0) Ⓟ多井隆晴(-65.0)
http://tenhou.net/0/?log=2011090322gm-0009-10011-e147a633
今回は多井プロが東3でハコになったので今回は短めです。
10B-1

いくら6pが丸枯れで7pがノーチャンスになっているからといって
シャンテン押しは良くない。
アンパイの2m切りで良いでしょう。
10B-2

10A-9でも書いたとおり2件リーチに対しては
余程の手でない限りベタオリの方が良い。
1s5s2sとアンパイには事欠かないので
ベタオリはほぼ確実に出来る。
10B-3

5巡目、タンピン含みのドラが無い手を鳴いて1シャンテンにするかどうか。
このままメンゼンで進めると、
2シャンテン→1シャンテンで受け入れ28枚なので
1シャンテンまで約5巡かかる。
またここでチーすると、
1シャンテン→テンパイで受け入れ20枚でポンチーも考慮すると
テンパイまで約4巡かかる。
メンゼン十分形4000-5000点10巡目シャンテンでは局収支は-300点ほどで、
鳴き好形1000点9巡目テンパイでは局収支は+300点ほど。
(「HAZの研究する人生」http://doraaka.exblog.jp/15926085/
の中の「受け入れ6〜8種のイーシャンテンとポンテン・チーテン1000点, 2000点」
http://pds.exblog.jp/pds/1/201109/05/81/naki1000.jpgを参照した。)
なので期待値的には鳴きが有利だと言える。
HAZさんのグラフを見ると画像の牌姿では
3巡目以降は十分形のシャンテンに取った方が良いと言える。
また画像の牌姿でドラが1つ以上あれば0巡目からチーした方が良いことが分かる。
三色やイーペーコーが絡んでくると
7巡目くらいまでは鳴いて3900以上確保されていなければ鳴かないほうが良さそう。
この辺はまたそのような牌姿が出てきたときに書こうと思います。

天鳳名人戦牌譜検討10-A

須田良規(+38.0) (≧▽≦)(+15.0) ASAPIN(-15.0) Ⓟ石橋伸洋(-38.0)
http://tenhou.net/0/?log=2011090321gm-0009-10011-b8e247ac
*画像、牌譜のAさんは(≧▽≦)(マーク2)氏、Dさんは ASAPIN(-15.0)氏です。
10A-1

ダマで6400あり愚形なのでダマでも良いとは思うが、
手変わりも無いし5pはダマでもそうそう出てくる牌ではないので自分はリーチしたい。
10A-2

ダマで7700あるが良形なので期待値的にはリーチが正解である(*)が、
ガリ牌が3枚であること、
3pを1巡目に切っているので変則手だと読まれやすいこと、
親なので警戒されやすいこと、
を考えるとダマの方が良いのかもしれない。
例えばこの手の1s1sが79sといった愚形ならば、
先制役あり愚形3ハンとなるなのでダマの方が有利となる。
なので(*)の判断はかなり微妙な位置にあるといえるので、
場況を重視しても良い局面であると思う。
10A-3

自分の記事の中で似たような局面を上げると、
5A-6では10巡目子カンチャンドラ待ち2600(仕掛けなし)でダマを推奨し、
6B-5では4巡目子カンチャンドラ表示牌待ち2600(8mチー仕掛けあり)で即リーを推奨している。
今回は6巡目子カンチャンドラ待ち2600なのでかなり微妙なところ。
6B-5のような仕掛けがほとんどない4巡目位ならドラ待ち即リーも良いと思うが、
今回は6巡目でしかも下家にダブ東、中の強烈な仕掛けが入っているのでダマの方が良いと思う。
一発でツモったのはあくまで結果論。
10A-4

上家は36p, 47p, 47m位しかなく、
しかも最終手出しが6mなので47mは止めるべき牌なのかもしれない。
ただ47mの放銃率が仮に30%だとしても、
打4m(押し):4000*0.05+(-5000)*0.30+1500*0.65=-475
打2p(オリ):-1000
なので押しの方が期待値的に高い(被ツモは条件が同じなので除く)。
放銃率が40%程度までなら押したほうが良いといえる。
この場況ではそこまでの危険度は無いと思われるので押しが有利だとみる。
10A-5

8s3枚切れ、2s2枚切れなので
このままメンゼンで進めても厳しいと判断し、
焦点を形テンに絞って2sをポン。
そしてまだ通っていない4pを抑えて安全な67sを切って、
トップ目ならではの危険な橋を渡らないでのテンパイを目指している。
須田プロの守備に対する意識がよくわかる局だと思う。
須田プロとマーク2氏の二人は今回の8人の出場者の中でも群を抜いて守備に秀でている。
10A-6

15巡目チートイドラドラ地獄待ちのリーチ。
これが8巡目位ならリーチもわかるが、
15巡目だといくら地獄待ちでもリーチをしてしまうとおいそれと出してくれなくなる。
チートイ字牌タンキドラ待ちの扱いと同じくダマで良いと思う。
10A-7

6pよりも1pの方が格段に安全でしょう。
下家は2副露なうえ、r5m, ドラの6mを切っているので
テンパイだと思って打牌を選択するべきである。
10A-8

ポンテンを重視して自分は7sを切る。
9sが早く切られているので6sが山に無いと判断して3sではなく7sを切る。
4sをチーしたときに2mが出て14mがバレやすくなるという懸念があるが、
ツモ直条件なのでバレたとしても特に不利は無い。
10A-9

2件リーチに危険を冒してでも3mを通してリャンメンに取る方が良いのか、
安全牌の2mを切ってシャンポンに取る方が良いのか非常に微妙なところである。
通っていない筋は、
14m, 36m, 14s(下家のみ), 25s(下家のみ), 36s, 14p, 36p, 47p, 69p
と9筋あり両面待ちに限定しても下家には11%, 上家には14%の確率で放銃する。
なので打3mは両面待ちに限定すると、{1-(1-0.11)*(1-0.14)}*100=23.5%の危険度といえる。
カンチャン, ペンチャンも考えると25%程度の危険度になる。
この危険度を利用して順位期待値も含めて期待値計算をすると、
打2m(アンパイでシャンポン):24000*0.25+(-16300)*0.31+1000*0.08+(-2200)*0.12=+763
打3m(危険度25%切ってリャンメン):24000*0.22+(-16300)*0.33+1000*0.07+(-2200)*0.1=-315
となり25%という高い危険度のためか打2mの方が1000点ほど上回った。
2人リーチ相手のときはたとえ4cmでも可能な限りオリに回ったほうが良さそうである。

天鳳名人戦牌譜検討9-B

今回は全部鈴木たろうプロ視点。
この半荘はまさにたろうプロの一人舞台でした。
鈴木たろう(+47.0) Ⓢ福地誠(+18.0) Ⓟ多井隆晴(-14.0) Ⓟ小林剛(-51.0)
http://tenhou.net/0/?log=2011090321gm-0009-10011-a49e22fe
9B-1

タンヤオ2シャンテン1500の手から大ミンカン。
この半荘最後の親ということで大ミンカンで他家の進行を遅らせ、
少しでも連荘の確率を高めようというのと、
上家がチーしそうなので邪魔してやろうという意図。
何としてもこの親番を死守してやろうという強い意志が窺える。
9B-2

3フーロで1500のシャンテン。
47p2sは鳴くが23mまで鳴くのはブラフに近い。
9B-1と同様親番死守に並々ならぬ意志を感じる。
9B-3

9B-1, 9B-2で頑張ったおかげでドラアンコの楽勝手が入る。
場を見るとトイツ場で土田プロに言わせれば
トイツ手のイーペーコーなのでこの手はかなりアガリやすい。
5A-1と同様ダマ満貫はリーチで良いでしょう。
9B-4
  
チーして4m切るならまだわかるが6m切りは流石に無いでしょう。
5s切ろうとして切れなくて結局隣の6mを切ってしまったというところでしょう。
9B-5

好き勝手やっていたたろうプロに天罰が当たったのか当たり牌の3mを掴んで放銃。
ワンチャンスの3mを押したくなる気持ちも分かるが、
ここは2s4枚見えなので3s切りのほうが安全。

天鳳名人戦牌譜検討9-A

石橋伸洋(+74.0) (≧▽≦)(+25.0) ASAPIN(-33.0) Ⓟ須田良規(-66.0)
http://tenhou.net/0/?log=2011090320gm-0009-10011-ad1c368a
*画像、牌譜のAさんがASAPIN氏、Cさんが(≧▽≦)(マーク2)氏です。
9A-1

一人で麻雀をやっているなら7s切りしかないが、
上家のマーク2氏がリャンメンチーからの2副露をしているのでそう単純ではない。
ドラの8mが見えていないうえリャンメンチーから入っているので、
上家は最低ドラドラはあるように見える。
7〜10巡目2フーロのテンパイ確率は34%とまだ低いが、
これが自分がテンパイするであろう10〜13巡目では54%と跳ね上がる。
その上家相手に7s3sと上家の危険牌を2枚も切るのは不利だと判断し、
縦に伸びたときの258s受けが2s受けになってしまう1s切りを選んだのだろう。
少々消極的な手ではあると思うがそこまで悪い手ではないと思う。
上家が6s, 下家が8sを切っているので、
7sが山にあると読んで7sを残したというのもあるかもしれない。
9A-2

上家が国士無双を狙っているので、
国士無双の下家の仕事であるクイタンあがりを遂行したのであろう。
ただそのやり方が少々問題である。
2345s鳴きからの36m待ちなら分かるが、
36mチーからのソーズ待ちは
ソーズがドラ色でありかつ場に高い色なのでよろしくない。
高めタンピンイーペードラ1のシャンテンなので
もう少し大事に打っても良かったのでは。
9A-3

3人が2s1s1sと切っているので3sが山にあると読んで2sを残したのであろうが、
ここは単純に2s打ちで良かったと思う。
裏目の3s引きも4s打ちで鉄板のシャンテンになるので特に問題ない。
またピンズが場に安いので369pの3メンチャンは積極的に残したい。
9A-4

トップ目ということでもうここから合わせ打ちをしてオリているが、
現状東3でトップ目を意識する局面でもないので
まだまっすぐ打ったほうが良いと思う。
ドラの3mや赤を引いて前に出れる展開になる可能性もあるので、
ギリギリまで攻める姿勢でいる方が良いのでは。
9A-5

牌効率厨は86s(86p)切りしかないというかもしれないが、
6m打ちは86p落としをするか86s落としをするかの選択を
先延ばしにできるというメリットがあるので、
必ずしもどちらが良いとは言い切れない。
まだ序盤なのでどの色が良いというのを決め切れず、
選択を先延ばししたのだと思われる。
9A-6

細かく言えば7sで待つより6sで待った方がわずかにロンアガリ率は高い。
理由は対面が8sを手出ししているため
次に出てくるのは7sよりも6sの方がわずかに確率が高いからである。
87sと落とすのは7788sや4578sの2度受けを嫌うときか
(4578sの場合普通45sを嫌うが赤を重視すれば87sとなる)、
リャンメンターツオーバーで87sを落とすとき位しかなく
どちらもレアケースの場合と言える。
しかもその場合は7sの小さい壁があるため78sの順に落とすのが普通なので、
87sと落とすのはほぼ無いと言っても過言ではない。
それよりかは86sとカンチャン落としをする方がまだあり得る事象である。
ゆえに6sの方が手の内にある確率が高いと言える。
ただ6sのほうが7sよりも約1.5倍危険なので守備を気にすると6s打ちとなる。
まだ対面の8s, 下家の9sを見ると6sより7sの方が山にいるように見えるので
ツモアガリ率も含めると微妙なのかも知れない。
自分は場でいちばん手が進んでいそうな人の不要牌で待つことを重視して6s待ちにする。
9A-7

ドラ色でかつ場に高い47sを残すが2sを使い切れるチーをして安全な3p切り。
おそらく危険な2s4mを使い切れる最短ルートを取ろうと考えたのであろう。
この4巡前に手なりでは4mを打つべきところを8mを打っているところからも守備の意識が読み取れる。
守備に重きを置くマーク2氏ならでは一打である。
自分だったらドラドラなので真っ直ぐ打って、
9巡目にペン3sリーチがかかっていると思う。
この辺はスタイルの違いで良い悪いの問題では無いように思える。
9A-8

高くなる有効手代わりが8m12345678pの9種20枚で
フリテンでないリャンメンになるのが68m45pの4種12枚なので
変化は28枚換算となり変化待ちだけでも8〜9巡目までは手代わりが優勢となる。
6pがフリテンになるのは167pの3枚だけなのでそこまで気にする必要は無い。
なのでそれ以外の15枚を引いてホンイツになったときには
リーチ棒を出さなくてもロンアガリができるので、そのメリットも十分に大きい。
このままツモリ三暗刻でリーチしてもドラそばの7mと残り1枚の1p待ちなので
そこまでアガリ易いとは思わない。
以上の理由から、自分も7mを切ってシャンテン戻しをする。
9A-9

自分は6p切り。
大幅に負けているので倍満まで見えブレヅモにも対応できるチンイツも視野に入れておきたい。
1s切りの方はイッツーが読まれにくくなる、236s待ちになったときにフリテンにならない、
といったメリットが確かにあるがそれ以上にチンイツになったときの破壊力の方が大きいと思う。

天鳳名人戦牌譜検討8-B

Ⓟ小林剛(+48.0) Ⓢ福地誠(+17.0) Ⓟ石橋伸洋(-17.0) (≧▽≦)(-48.0)
http://tenhou.net/0/?log=2011080722gm-0009-10011-3f292042
8B-1

副露率42%の自分でもこの手は2m3sだけしかチーしない。
69pはまだ2〜3枚くらいは期待できそうだし、
ドラのくっつきも見ておきたい。
おそらくマーク2氏は対面の8s手出しを見て場が終盤になったと判断し、
(実際、対面は十分形のシャンテン)
69pチーからでもシャンテンに持っていったのであろう。
ただ対面のアンパイが少ないのでここでチーするのはかなり危険。
守備に相当の自信がある人じゃないとこのチーはお勧めできない。
8B-2

ドラそばの待ちは出にくいのでここは8sを切っておきたい。
打点はイッツードラ1でもうすでに十分なので待ちの良さを重視すべき。
8B-3

タンピン or タンイーペーシャンテンの手をチーテンするかどうか。
正直1000点上がっても順位期待値にはほとんど影響ないので、
ここでのチーは他家の手を潰すくらいの意味しか無い。
ただ下家は高くて3900位なので手を潰す有効性は小さい。
また57mが3枚見えでカン6mがかなり良い待ちになっているので、
この受けを潰すチーは味が悪い。
なので副露率42%の自分でもここはスルーして面前テンパイを目指す。
8B-4

7A-2でも書いたとおり親リーにシャンテンから押すには14000点くらいの打点が必要。
この手はリーヅモドラドラ三暗刻でやっと12000+1000点なので打点は到底14000点には及ばない。
なので3mなり1mなり打ってベタオリする一手。
8B-5

2600アガっても仕方ないので2s切ってリーチする一手であろう。
ラスとの点差も20000点以上あるので順位期待値は気にしないでほぼ問題ない。

天鳳名人戦牌譜検討8-A

Ⓟ小林剛(+41.0) Ⓟ多井隆晴(+10.0) (≧▽≦)(-13.0) Ⓟ須田良規(-38.0)
http://tenhou.net/0/?log=2011080723gm-0009-10011-b925ee98
8A-1

序盤のドラそば3s切り。
3sを残して仮に3sが雀頭や暗刻になってもドラ受けがなくなってしまうので、
3sが9mよりも危険牌である分3sは序盤に切られる。
つまり、こういう早いドラそば切りは画像のように233sを持っているか、
334sや344sのようにドラを固定するか、
そうでなければ1シャンテン以上かのどれかである。
早いテンパイなんてどうせレアケースなので読むだけ無駄。
233s, 334s, 344sのどれかと決め付けても問題ない。
なのでこういう3s打ちをした人が立直をしたときに
1s2sだけはいくら早い牌の外側といっても絶対に切ってはいけない。
8A-2

この6s放銃は観戦でも散々叩かれてたから今更書くまでもないと思うが、
3巡前に通った4pや字牌の西を切ればよく、
わざわざ危険なドラまたぎの6sを切る必要はない。
8A-3

12巡目先制リーチに対して12000点白タンキで押すかどうか。
11巡目の子、ドラ1枚見えの平均打点は6600+400-400=6600[点]、
11〜15巡目の字牌タンキの追っかけリーチの和了率は22%、放銃率は25%なので、
(この巡目で危険牌を切ればリーチとほぼ同じなのでこれを適用して)
放銃率15%(通っている筋は11筋なので)の牌7pを押すので、
D=(13000*0.22+1500*0.2-6600*0.25-1500*0.18)*0.85
-6600*0.15+1500*(0.26+0.52)
=1230[点]
となりこの押しは相当有利と言える。
この手が満貫であってもD=480[点]となるのでまだまだ有利。
ただ3900(3ハン)の場合はD=-290[点]となるのでベタオリの方が有利。
7A-1で「子の愚形追っかけリーチにはリーチを含めて3ハン以上必要」と書いたが、
鳴きの場合は今回の結果から
「鳴きでの子の愚形テンパイからの押しには3.5ハン以上必要(危険牌15%の牌を押すとき)」
と書くことができる。
「3ハン以上」⇒「3.5ハン以上」なのは
鳴きにはないメンゼン加符、一発裏ドラの影響が出ているのでしょう。
8A-4

8A-3の結果を参考にすれば、
この手は3900〜8000の手なので順位期待値を考えなくても押してOK。
現状ラス争いをしている最中なので
順位期待値を考えるとなおさら押しが有利。