天鳳名人戦牌譜検討4-A

○今週の天鳳110727
6-7-2-3(18)/+405pt
八段1390pt, R2166(+26), Rank83位(-65)
鳳南安定段位7.170段(+0.100段,1224試合,91/126)
順調にポイント回復中。
18戦中右2(赤無し)を3回やっているが
これは職場セットの調整のため。
職場セットのルールは赤無しで
しかも南場ノーテン親流れ無し(子のアガリのみ親が流れる)
という化石ルールなため調整が必要となる。
これからも卓が立てば積極的に入っていきたい。
天鳳名人戦牌譜検討4-A
この検討で繰り返し言っているのは基本的に2つ。
1つ目は、イーシャンテンとテンパイでは雲泥の差があるということ。
国士シャンテンとピンフテンパイではピンフテンパイの方が遥かに偉い。
2つ目は、先制リーチ、先制2フーロに対しては
基本的に細心の注意を払ってベタオリすること。
余程特別な理由が無い限りは押し返す必要は全くない。
麻雀の楽しさを取ろうとするとどうしてもこの2つを破りたくなってしまう。
ただそこは競技麻雀と割り切って切り離して考えるしかない。
4戦目A卓
石橋伸洋(+41.0) Ⓟ鈴木たろう(+14.0) Ⓢ福地誠(-12.0) ASAPIN(-43.0)
http://tenhou.net/0/?log=2011062622gm-0009-10011-901712aa
4A-1

ドラ3あるから鳴きたくなる気持ちはよくわかる。
カン4pが特別アガリやすい場況ならば鳴いても良いが、
今回はそんな場況ではないのでこの鳴きは少し急ぎすぎた感がある。
この巡目で3メンツ出来ているので
メンゼンで悠然と構えても全く問題ない。
4A-2

3s残り2枚、南残り1枚なのでここは南を切っていった方が良い。
カン3sならチーテンも取れるし。
また南待ちだとターツが固定されているので、
もし南が山の奥にあったらそれで終わりである。
3s待ちの場合は36s変化、24s2mツモでも対応することが出来る。
恐らくアンパイ確保のために南を残したのであろうが、
アンパイ1つ確保のために受けを狭くしてしまうのはいかがなものか。
4A-3

ドラそばの牌はタンヤオなどの役が絡まなければ
シャンテン以外は基本的に残しておくべき。
まだ3シャンテンなので8pを切っておけば良い。
4A-4

上家は2副露でテンパイ濃厚なので、
ここで完全にベタオリしても良かったのでは。
三色が見えてなければ打たなかったとは思うが。
この押し引き判断はかなり微妙。
4A-5

完全アンパイが9p, 7mの2枚あるので
このシャンテン押しは微妙。
赤有りなのでいくら自分がドラドラだからといっても
親に対して押しても良いということにはならない。
9m2枚使いの69mも形が良いとは決して言えない。
さらに南1の2着目なので
もう少し守備的に打っても良い場面である。
4A-6

白タンキはリーチしても出てくる可能性が十分にあるので
これはリーチしても良かったのでは。
捨て牌もチートイには見えないし。
一発や裏で倍満まで見えるので
一気にトップ争いの位置まで押し上げることが出来る。
3B-4の「ドラ6pが入ったらリーチ」の感覚と似ている。
4A-7

ドラそばの苦しいカンチャンを嫌ってアガリ易さを優先する
トップ目ならではの手筋。
ドラポンは多少怖いがそのリスクと比較しても
ガリ易くすることの方がとても大事だと言える。
自分も53sを払う。

天鳳名人戦牌譜検討3-B

3戦目B卓
Ⓟ小林剛(+45.0) Ⓟ多井隆晴(+21.0) Ⓟ須田良規(-15.0) (≧▽≦)(-51.0)
http://tenhou.net/0/?log=2011062622gm-0009-10011-3833566a
3B-1

今週の水曜日に更新した3A-3と同じで、
東トイツを頼りに發を鳴いたのだからここは東でオリるべき。
東でオリる気が無いなら發は鳴かないほうがよい。
3B-2

単純に白切りで良いと思う。
發アンコがあるのでアンパイには困らないし。
三色、チャンタは高めが2つ必要なのでオマケ程度。
3B-3

たまには何切る定番の受け入れ枚数を数えてみる。
7m切り:2356m47sの受け入れで6種20枚(うち3mの3枚のみ愚形)
7s切り:2345678mの受け入れで7種21枚(ただし258mの9枚はダブ東を切るので2ファン下がり)
受け入れ枚数、好形枚数では7s切りだが打点では7m切りの方が優秀といったところか。
ただダブ東が無くてもすでにドラドラなので、打点的にはダブ東を切っても全く問題無い。
よって自分は受け入れ枚数、好形枚数の多い7s切り有利と考える。
しかも捨て牌を見ると2人が8mを早い巡目に切っているため78mは山に残ってい易い。
なのでますます7s切り有利であろう。
8m3枚切れを考慮して7m切りをしたのだろうが積極的に嫌う必要はない。
ちなみに自分の場合、*枚切れの判断は以下のような感じ。
0枚切れ:山に結構残っている。周りの牌が3枚切れ以上だとトイツ、アンコの可能性も疑うが基本的には絶テン。
1枚切れ:山にまあ残っている。待ち頃の牌。
2枚切れ:山にまあ残っている。山に残っている牌は1枚切れと大して変わらない。待ち頃の牌。
3枚切れ:山には結構少ない。ただ積極的に嫌うほどではなくターツ選択で嫌う。
3B-4

35mの形が悪いので5sを切ってピンフを目指す。
この369sはほぼ36s待ちなので4m入ってもひとまずダマにして、
ドラの6p引いてから初めてリーチする(状況によってはダマ続行)。
3B-5

5p切りが自分好みの一打。
ペン3m待ちのテンパイはなるべく取りたくないので、
マンズでアタマが出来たときに好形になるようにする。
点差は下と僅差なので5p3sポンのペン3m待ちを取る必要はない。
3B-6

いくらアガリトップとはいえ唯一残っている好形からは鳴かない。
とりあえずは他家の捨て牌の動向を見てマンズの上が高そうになって初めて鳴く。
3B-7
(対面はチーして6p)

対面はチーして6pの後ずっとツモ切りなので3sは対面には通る。
上家も2467s手出しで下家のピンズを警戒してターツを払ったように見えるので3s待ちはほぼ無い。
なのでここは2sよりも3sを切るべき。

天鳳名人戦牌譜検討3-A

○今週の天鳳110720
4-1-6-1(12)/+255pt
八段985pt, R2140(+6), Rank148位(-12)
鳳南安定段位7.070段(+0.060段,1206試合,95/125)
6週間ぶりのポイントプラスで何とか鳳南安定段位七段切りを回避。
試合数が少ないのは最近三麻にはまっているため。
五段になってからは原点付近で50戦くらい上下しているだけ。
明らかに放銃率が高すぎる(14.4%)からもう少しオリたほうが良さそう。

天鳳名人戦牌譜検討A-3
一度に2戦検討するとブログが長くなってしまうので、
今週から水土の週2回のペースで1局ずつ更新していきます。
3戦目 Ⓟ石橋伸洋(+44.0) Ⓢ福地誠(+14.0) Ⓟ鈴木たろう(-13.0) ASAPIN(-45.0)
http://tenhou.net/0/?log=2011062621gm-0009-10011-2895aee4
3A-1

普通は9sを切りそうだが9sは親へのアンパイとして残しておき、
1枚切れの8m, 8pに目を付けて連続形を残す8m切り。
守備力には読み云々の要素も確かに有るが、
てっとり早く守備力を上げるにはアンパイを多く手牌の中に残せばよい。
そのためにはアンパイになり易い字牌や他家の捨て牌を
1牌でも多く温存しておくのがまず重要となる。
次に重要になるのは、スーアンコがオリにくいことからも分かるように
トイツほぐしをして1牌でも多くの種類の牌を持つことである。
選択肢が増えればアンパイが手牌にある確率が相対的に上がってくる。
写真の8mはこの2つの要素を合わせ持つ守備的一打の見本と言える。
3A-2

タンピン形なので鳴きにくいが、
8巡目で3900の3シャンテンと遅く、
かつトップ目で点数があまり必要ないのでこれは鳴く一手。
3A-3

發トイツを頼りに2000〜3900点の手の3シャンテンという不十分な形から南を1鳴きし、
リーチを受けベタオリにまわって、9sでオリ打ちした場面。
發を頼りにしたのだから、オリるときは發を切らないとバランスが悪い。
發が信用できないのならば南は鳴くべきではなく、
メンゼンでマンガンクラスの手を狙っていった方が良い。
3A-4

カン5sの1300点即リーは一見非効率に見えるが、
この手は大した変化もないので1巡でも早くリーチすることが最良の選択。
一発でツモって裏が乗ればこんな手でも簡単にマンガンになる余地はある。

天鳳名人戦牌譜検討その2

○今週の天鳳110710
5-4-8-7(24)/-420pt
八段730pt, R2134(-22), Rank160位(+59)
鳳南安定段位7.010段(-0.073段,1194試合,97/124)
鳳南に移ってから一向に調子が上がらないため
もうすぐ安定段位が7段を切りそう。
恥ずかしいので最低限7段切りは避けたい。
ちなみに最近三麻を始めて、同じIDで四段になりました。
新人で7戦燻ってしまったけど、何とか95戦で特上に到達しました。
鳳南は長くて眠くなるので、
これからは元気のないときは三麻をやっていきたいと思います。
天鳳名人戦牌譜検討その2
この天鳳名人戦のルールはトップのオカが無いルール。
つまり巷の雀荘で行われているトップ取り麻雀と天鳳で行われているラス回避麻雀との
ちょうど中間の位置づけにあるルールだと言える。
プロの人と天鳳の人が戦うから不公平のないように中間のルールにしたのだと推測できる。
基本的には素点重視で打牌選択していけば問題無いのではと個人的には思う。
なお記事を参照し易くするために通し番号を付けました(今週の場合なら2A-1〜10, 2B-1〜5)。
A卓Ⓟ鈴木たろう(+47.0) Ⓢ福地誠(+15.0) Ⓟ石橋伸洋(-8.0) ASAPIN(-54.0)
http://tenhou.net/0/?log=2011062621gm-0009-10011-8fae742d
2A-1

リーチ相手に危険牌を押す必要があるチーテン。
早いリーチで自分が親なだけに1牌くらいは押しても良さそう。
南も完全なアンパイとは言い切れないし。
2A-2

カンチャンばかりの手牌なのでリャンメン固定の先切り。
あえて狭く受ける代わりに好形率を高めるという攻守のバランスが取れた石橋pらしい一打。
是非見習っていきたいと思う。
2A-3

フライング気味のオタ風ポン。
鳴いた方が得か損かというよりも、
この先数十戦行われる長期的戦いを見据えた戦略的ポンの色合いが強い。
自分の場合、先々のアンパイ候補となる西は最後まで仕掛けない。
2A-4

2a-3のオタ風ポンを受けての役牌2連ブレイク。
ドラ周りにまだ不安が残っているので本来ならば役牌を絞りたいところだが、
567があるし負けているしで役牌出さざるを得ない部分もある。
自分なら1p2p落とししてドラ周りが安定したら役牌リリース。
2A-5

大多数の人は1s切ってシャンテンに取るであろうが
石橋pは打5mでなんと2シャンテン戻し。
この後予想される發ポンからの3m5mのシャンポン待ちが微妙だと判断したのだろう。
2A-2と同様石橋pらしい一打だと言える。
2A-6

危険な赤5pを切っての安め2000の待ちでは微妙と判断してのシャンテン戻し。
石橋pの守備力の高さを示す一打。
2A-7

持ち点10000点からのほぼ1000点となる發ポンは正直微妙。
いくら素点が大事だとはいえせめて2鳴きでも良かったのでは。
北タンキのチートイリーチとかあるのでまだまだ見限るような手ではない。
2A-8

上家押しているんだし2sより東が先な気がするけど。
上家がまだテンパっていないと判断しての先打ちかな。
2A-9

アンパイの8m切りで良いのでは。
負けているからと言ってリーチに対し2シャンテンから押す理由にはならない。
2A-10

オリたらほぼ3着だけど無理せずオリ。
トップ重視でないルールならではの選択。


B卓(≧▽≦)(+32.0) Ⓟ小林剛(+13.0) Ⓟ須田良規(-10.0) Ⓟ多井隆晴(-35.0)
http://tenhou.net/0/?log=2011062621gm-0009-10011-1a22b81d
2B-1

序盤でも目一杯に構えず4s切り。
カン7mが不安だからここが何とかなるまでアンパイの東は手放せないという感じかな。
2B-2

ドラポンでオリていたがオリ切れずに放銃。
ドラポンに対して序盤8sマタギの9sで当たるのはある意味しょうがない。
自分は6sワンチャンスで7sを切りたい。
2B-3

トップ目で1シャンテンからの危険牌押し。
アンパイ2つあるのだしオリでも良いのでは。
2B-4

これも2B-3と同じ状況でオリで良いのでは。
2468sという愚形が残っているのでなおさらオリで良い。
2B-5

今度はアンパイが1つしかなくさらにテンパイなのでリーチで良いのでは。
目ぼしい変化も3p4p赤5sくらいしかないし。
多井pの押し引きは自分とは違う部分が多いみたいで正直よくわからないです。

天鳳名人戦牌譜検討その1

○今週の天鳳110703
7-6-6-9(28)/-450pt
八段1150pt, R2156(-18), Rank101位(+31)
鳳南安定段位7.083段(-0.078段, 1170試合, 90/119)
今週から鳳南をやっているが、
鳳南をやり始めて改めて思ったことは、
鳳東と鳳南は全くの別ゲーだということ。
体感ではあるが明らかに鳳東は攻撃重視の打ち手が多く、
鳳南では守備重視の打ち手が多い。
そのために鳳東では大した致命傷にならなかった3900の放銃が
鳳南では致命傷になるというケースが多くなっている。
最初の数十戦は鳳東からのリハビリ期間で思うような成績を上げられないかもしれないが、
めげずに頑張っていこうと思う。

天鳳名人戦牌譜検討その1
さて今週からは先週から始まった天鳳名人戦の牌譜検討をやっていこうと思う。
http://tenhou.net/cs/201106tm/
週2戦ごと取り上げればうまい具合に消化するはずなので
しばらくは可能な限り続けていく。
1戦目
A卓 Ⓟ石橋伸洋(+35.0) ASAPIN(+12.0) Ⓢ福地誠(-13.0) Ⓟ鈴木たろう(-34.0)
http://tenhou.net/0/?log=2011062620gm-0009-10011-b914cf78
1A-1

本放送でも話題になった、たろうプロのダブ東ドラのバック。
正直好みの問題で優劣は付け辛い。
場況的に2pが良さそうなので自分はまだ鳴かない。
1A-2

タンピン含みドラ1シャンテンからの6pチー。
ピンフが見えているだけに鳴きにくいが3枚目の6pなので自分も鳴く。
ドラの東が見えてないのでリーチ宣言をしづらいというのもある。
1A-3

8m2枚切れなのでここでテンパイを取るのは微妙。
いくら親でもここは8m切ってソーズの変化を求めた方が良さそう。
テンパイとるならリーチして他家を抑え込んだ方がまだ良い。
B卓 Ⓟ小林剛(+50.0) Ⓟ須田良規(+14.0) (≧▽≦)(-16.0) Ⓟ多井隆晴(-48.0)
http://tenhou.net/0/?log=2011062620gm-0009-10011-b97cb0c4
1B-1

ドラ發ポンに対してピンフのみの3メンチャンリーチ。
4p先切りで2pが良さそう、3メンチャン、東場で展開に恵まれずやっと到来したチャンス、
という考えでおそらく曲げたのだろうが、ここはさらに我慢してダマにした方が良さそう。
ドラポンがあるので2pは決して良い待ちではない。
東南戦はやはり高い手に放銃しないことが大事になってくる。
1B-2

枚数と変化を重視して自分は1pを打ちたい。
場合によっては5pポンの58pとか6pチーの47pとかもありだろうし。
いくらこのメンツでも完全なノーマークとなり得そう。
1B-3

ドラ3だけど親の先制リーチに対してオリ判断。
自分は我慢できず1p打って勝負に行っちゃいそう。
赤が見えていないということで、手詰まる可能性が多少あってもオリた方が良いと判断したのだろう。
1B-4

ハネツモでもトップ逆転出来ないので早く終わらせようというチー。
自分もチーして終わらせに行く。

鳳東5000戦牌譜解析その2

11-10-5-13(39)/-410pt↓, ±0pt
八段1600pt, R2174(-9), Rank70位(+17)
鳳東安定段位7.840段(-0.028段, 5016試合, 4/20)
鳳南安定段位7.161段(+0.019段, 1141試合, 87/119)
八段に落ちた。
九段になったのは計4回で在籍試合数は順に
494試合, 844試合, 69試合, 219試合なので
在籍試合数は合計で1626試合になりました。
鳳凰卓安定段位7.71段でも全試合数の約26%は9段でいられるみたいです。
ちなみに八段は3021試合で約49%(七段は1510試合で25%)。
ここからまた八段と七段の試合数が増えてくると思われるのでこんなもんでしょう。
とりあえず鳳東は目標の5000戦まで来たのでここで保存して、
これからは3000戦くらいまでは鳳南を打っていく予定です。
安定段位が上がっていくのか下がっていくのか、
鳳東と鳳南で差があるのか、
自分は鳳南に本当に向いていないのか
等々注目しながら見守ってやってください。
さて前回の続き。
こちらは鳳凰卓復帰前の鳳東の牌譜解析(3442試合)。

そんでもってこちらは復帰後の鳳東の牌譜解析(1281試合)。

復帰後は1281試合しかサンプルはないので
残念ながら収束しているとは言い切れないがそこそこは信用できそう。
(今までの解析から見ると打ち筋とはほとんど関係ない被ツモ点数が-2160点〜-2200点
の間に入っていれば収束しているといえそう。
もちろん入っていても必ず収束しているとは言えないが。
ちなみに鳳南の被ツモ点数は鳳東よりも100点ほど高いみたい。)
先週と同じように重要そうな部分を挙げてみると、
・局当たり全収入はほぼ変わらないが全支出は10点下がった。
⇒恐らくリーチ時放銃率、副露時放銃率、鳴かせ時放銃率が共に下がったことによる放銃率の低下のため。
・リーチ率が下がった(16.5→16.1)が、リーチ時収支は上がった(3562→3944)。
⇒リーチ精度が向上したため和了率が下がっていても局当たり収支を維持することが出来た。
ASAPINさんの牌譜解析を見ると副露率36.5%でリーチ率16.5%だから
自分の副露率だとはもっとリーチ率を下げた方が良いのでしょう。

他の人の牌譜解析はhttp://sion.mokuren.ne.jp/analyzer/public.php?hououで見比べたが、
2009.12月から更新していないためn数が不足している感じが否めないですね。
鳳凰2000戦以上の牌譜解析が有れば是非提供をお願いします。

鳳東5000戦牌譜解析

17-14-16-18(65)/-540pt
九段400pt, R2183(-33), Rank53位(+31)
鳳東安定段位7.868段(-0.028段, 5000試合, 4/19)
今週来週と鳳東箴言はお休みして、
鳳東5000戦記念の牌譜解析を行う。
下の画像は鳳東4723戦の解析結果。
(回線切れとかあると牌譜が残らないので5000戦には届いていない)

昔どっかで見つけた鳳凰全体の成績と比較する。
https://spreadsheets.google.com/pub?key=rvQS7_MoYizh3bLcN4PASxg&output=html
重要な違いを挙げて行くと、
・ダマ時収入が低い(全体6283/自分5660)
⇒自分の場合ダマ満貫は大抵リーチする(鳳東箴言その1)のでダマ時収入は必然的に低くなる。
タンヤオ率が高い(全体23.5/自分27.0)
⇒クイタンはリーチと違い防御面でも優れているので攻めながら守る必要がある鳳東では重要な値。
・流局時聴牌率(全体43.9/自分49.1)
⇒副露率が平均より5%以上高いので流局聴牌を取りやすい。
平均より放銃率が高く放銃失点は変わらないが、
この率のおかげで局当たり平均支出は平均より低くなっている。


なお牌譜解析を評価する場合は1000戦程度ではダメである。
たとえば鳳東が出来て最初の712戦はこんな感じの確変だった。

なんとこの牌譜解析では安定段位が9.545段もある。
もちろん自分にはそんな実力はあるわけもないので、
収束してないのは明らかである。
仮に次の700戦がよくあるトントンの安定段位7段だとしても
1400戦で安定段位約8.2段となりこれも実力とはまだ遠い。
なので最低でも2000戦くらいは収束を見ておいた方が良さそうである。
それでも700戦9.5段くらいの確変が2回も起これば、
実力以上の成績が残ってしまうことも有りうるので注意が必要である。
次週は鳳東復帰前と復帰後の牌譜解析を比べる。